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人生の終わりの時・その7
「その6」に入れてくれたコメントを読んでいて、あれこれと考え込んでいます。

「こうなりたい自分」と「そうなれない自分」。言い換えると、「理想」と「現実」。

「こうなりたい」ならまだいいけど、「こうならねばならない」となった途端、息苦しいものとなってしまう。


厄介なのは、自分への理想が高いと、他の人への理想も高くなること。
理想が高いのはいいと思うのだけれども、同じく「寛容さ」というものも大きくなっていかないと、すぐに「許せない」という感情に苛まれてしまう。

裏を返せば、自分を許せなければ、他の人も許せないということ。
自分には厳しく、人には優しくって、実は不可能だと思っています。
自分に厳しい人は、人に厳しくなるものだと思います。
中には自分に甘くて人に厳しいという最悪のパターンもあるかもしれませんが(^^j)


理想どおりにいかない自分自身を許せるか、認められるかって、けっこう大きな問題だと思っています。
それって、突き詰めていけば、自分の存在を肯定できるかっていうところまで行っちゃうんじゃないかな? 自分が「生きてていいんだ」っていう感覚。

臨死体験を体験した人は、その「無条件の肯定」を感じて生き返ってくる人が多いと聞く。それって、「生きてていいんだよ」っていうメッセージでもあるし、もっと言えば「必要としているんだよ」っていうことなのでしょう。

でも、現世で生きているわれわれに負わされている大きな課題というのは、そういう愛を―無条件の愛を忘れて生きていかなければならないということ。この世に生まれ出てくる前に、誰しもがその愛の世界にいたはずなのに、悲しいことにそれを忘れて生まれてくる。そして愛に飢えて生きていかなければならない。親に求め、異性に求め、子どもに求め、友達に求める。擬似的なものを、お金やモノ、地位や名誉に求めるかもしれない。

だれしもが、孤独の闇の中で生きていくことを、現世で課せられていると言ったら言い過ぎでしょうか。

しかし、その闇があるからこそ、光が明瞭になるのかもしれません。愛することの意味や大切さを、学べるのかもしれません。

そうは言っても、そのプロセスは地獄の道と言ってもいいでしょう。
あんなことをされた相手を許していいのか。なぜ許すのか。
とても許しがたい人間を、許すことの苦痛。

「怨憎会苦(おんぞうえく)」ではありませんが、会いたくなくとも会わねばならない苦痛。

逆に、自分が相手に与えた傷に気がついたときの苦痛。
直接相手に謝罪できればまだいいかもしれません。
しかし、なかなか現実にはそうできないもの。

マーフィーは、その著書の中で、許す(forgive)とは代わりになにかを与えること(give for)だと言います。憎んでいる相手に愛を与えること。神の祝福を祈ること。彼はそう言います。

それは、相手のためではない、とも言います。自分自身のために。憎しみという牢獄から自分自身を救うために。

最初は私も抵抗がありましたが、やってみたら、心が軽くなるのが分かりました。


例の、『バーバラ・ハリスの「臨死体験」』に、こんな話が載っています。

ロン・チェスターという無期懲役の囚人がいました。
彼は、殺人の罪で服役していました。相手を自分の目の前で、ショットガンで冷静に撃ち殺すという「非情な男」だったそうです。

あるとき、独房に座っていると、突然、深い自責の念にかられたそうです。なにか罪を償う方法はないかと考えました。そこで、被害者の立場になったつもりで、できるだけリアルにそのときのことを想像しようとしました。そのとき、思いがけず別の時空に入り込んでしまったそうです。ちょっと長くなりますが、そのときの本人の手記を引用します。

「わたしは、自分がした行為を正面から直視してみようと思いました。自分は何をしたのか。自分はなぜそんなことをしたのか。そしてまず、わたしが殺した男が、殺される寸前の一瞬一瞬どんな苦しみを味わっていたのか、そして、殺されるときにどんな苦しみを味わったかを、自分でも味わってみようと思ったのです」(270ページ)

おっと、ここで通勤時間になってしまいました…。

昨日の夜、この記事をちょっと書いたところで子どもを寝かしつけて、寝たらまた書こうと思っていたのですが、気がついたら朝の6時でした~(;;) 続きはまた夜書きます。
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【2005/12/21 06:42 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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