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岩井寛『森田療法』(講談社現代新書)
かつて、強迫神経症に悩んでいた青年がいた。


彼は、「森田療法に出会って、楽になった」と言っていた。


そこから興味を持った。



この本は、森田療法の入門書としては最適であろう。


分かりやすい。



森田療法の骨子は、私なりにまとめれば、こんな感じになる。


人と会うのがどうしても苦痛だ。


できれば誰とも会いたくない。引きこもりたい。


しかし、人と接していきたい自分もいる。


その療法の感情を「あるがまま」に認める。


そして、自分はどうしていきたいのか、「選択」する。


自分の欲望を見極めると、やはり「人と接したい」という方が優勢だ。


ならば、「人と会いたくない」「緊張する」という気持ちを抱えたまま、人と接する。


本当の目的に従って、葛藤を抱えたまま接していく。


そうやっていくときに、だんだんと葛藤は軽減していき、「生の充足感」「心の自由」が得られる。



意外とシンプルである。


ここで重要だと思ったのは、自分の感情を率直に認め、否定せず受け入れた上で、自分の意志に従っていく、というプロセスである。


この過程で、自己洞察が進んで得られていくものと思われる。


不思議なことに、自分に対する洞察が深まっていけばいくほど、自由を感じていける。


本質的なものに出会っていく。


そういう意味で、神経症やノイローゼ、さまざまな葛藤は、自己洞察のための教材なのである。


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【2010/02/15 22:06 】 | 読書日記 | トラックバック(0) | page top↑
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